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散らかった机の上
ライトファンタジー小説になるといいなのネタ帳&落書き帳
Admin / Write
2024/05/19 (Sun) 04:14
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2011/06/30 (Thu) 23:03
 さて、つらつらと三話の終盤が決まったので、最初から順番に並べてみます。


(1)魔法の勉強。
とにかく魔法語をおぼえろと。起動語だけじゃなくて、起動しないように書いた記述語(起動語を記すとそのまま魔道具になってしまうため)や精霊語(古文書を読むため)もおぼえろと。
あとは簡単な魔法の維持と、フィード感知能力の向上。
こういうのは自分でできるので、もっと教えてもらわなきゃできないようなこと教えてくださいよ、とリーム。
おとといきやがれ(にっこり)なラングリー。

(2)雑貨屋に帰る。
ティナにぐちぐち。あー私も魔法語勉強したなーと懐かしむティナ。
ティナはライゼール王国の出身で精霊派<エレメンツ>だから、精霊語得意だったりするのか?
まぁまぁできる。でも自動翻訳に近い形でおぼえたので、つっこまれると困る。微妙な返答でかわす。

(3)弟子と出会う。
再びラングリーの塔。ミハレットに新人女中と間違えられる。
魔法を習いに来たというと、師匠はオレ以外弟子をとらないと諭される。
うんうん。師匠にあこがれるのはよーく分かるぞ。なにせ世界一の魔法士だからな。ただな、師匠は滅多なことじゃ弟子をとらないんだ。どうやって城の中にまで入ったか知らないが、残念だったな。近衛兵に見つからない内に帰った方がいい。
いや、そーじゃなくて・・・・・・
というところでラングリー帰る。
おぉ、そういえば、お前たち、初めて顔合わすんだったな。
えっ?
リーム、こいつはミハレットって言って、まぁ一応俺の押しかけ弟子だ。ミハレット。新しい弟子のリームだ。仲良くするんだぞ。
新しい弟子!? どういうことですか、師匠! オレの時はあんなに苦労したのに、なんでひょいっとこいつが弟子になれるんですか!!
俺がいつ誰を弟子にしようと俺の自由だろう
そんな! そんなこと! 納得できません!! 師匠!! オレは一番弟子として! こいつが師匠の弟子にふさわしいか試させていただきます!!
んー、まぁ、お前ならそう言うんじゃないかと思ったさ。リーム、こいつを納得させるのは中々大変だぞ。がんばれよ
えええ? ちょっと、待ってくださいよ!?

(4)弟子の試練(?)
場所を移して、塔の外の中庭。
よーしまずは、お前がどれだけ師匠のことを知っているか試験してやろう。
だから、ちょっと待ってってば! 私は好きであいつに魔法を教わってるんじゃないんだから
あ・い・つ・・・・・・? まさか、まさかそれは師匠のことじゃないだろうな!? お、お前は弟子の風上どころか風下にも置けない奴だな!? どういう礼儀作法を教わって育ったんだ!!
(面倒くさい。すごい面倒くさい。なにこいつ)
→でも青になるために宮廷魔法士のお墨付きがどうしても欲しい。才能が無いと断言されたからこそ、それがないと青への道が見えなくなる。
深呼吸。ぐっと腹に力を入れる。勤めて、大人びた声音を出す。
ごめんなさい。確かに言い方が悪かった。私は『青』に推薦してもらうために、あい・・・・・・宮廷魔法士ラングリーの弟子である必要がある。二番弟子でも別に文句はないから、認めてくれない?
お前、『青』に推薦してもらうために師匠の弟子になりたいのか? 動機が不純だ。そんなことでは、師匠の弟子として認められない。
こいつ・・・・・・話にならない。ゆらゆらと怒りの空気をまとって、ミハレットを睨みつけるリーム。気圧されるミハレット。
う、うん。まぁ、お前のがんばり次第では、認めてやらんこともないかなー。
・・・・・・で、何をすればいいわけ・・・・・・?
えーと、まず、落ち着くんだ。呪い殺しそうな視線で人を見るな。魔法士たるもの、いついかなる時でも冷静沈着でなければならないって師匠が言ってたぞ。
とりあえず矛を収めるリーム。
なるべく早く済ませてよね。私はこんなことする暇があったら魔法を習いたいし、あんたもそうじゃないの?
お前、本当に口が悪いな・・・・・・オレはあんたじゃなくてミハレットだ。ミハレット・エフォーク。お前はリームと言ったか。家名は?
家名なんてあるわけないよ。孤児なんだから。
・・・・・・そうなのか、これは失礼を。
憐れみの混ざる視線に苛立ちをおぼえる。丁寧な所作に貴族の影を見て更に嫌悪感をつのらせる。私、こいつ、きらい。オジサンの次ぐらいにキライだ。

(5)
リーム、塔の下層部分であるラングリーの居住部分をきれいに掃除。
手際の良さにあっけにとられるミハレット。
そりゃあお貴族様は掃除なんてなさらないでしょーからぁ? 大変だったでしょ?
魔法の前では皆平等だ。貴族かどうかなんて関係ない。ようはハートだ。師匠を愛する気持ちなんだ!
(砂粒の欠片ほども愛してないけどね)
掃除の次は、差し入れだ。調理場へ行くぞ。師匠はクロッツの焼き菓子が好物なんだ。
調理場のおやっさんはミハレットと顔なじみ。
これはこれは、ブルダイヌのミハレット坊ちゃん。今日もラングリー殿への差し入れかな?
あぁ、クロッツ菓子はできるかな?
え? 自分で作らないんだ。
は? リーム、作れるのか?
坊ちゃん、この子は?
師匠の弟子希望者なんだ。・・・・・・なぁ、オレでも作れるかな?
んー、坊ちゃんに火傷でもされると、あっしらが怒られますからねぇ
いや、そんなことないはずだ。オレは家を出ているんだからな。今日はオレが自分で作るぞ! リームも手伝うんだ。


(6)雑貨屋
へー。で、これ作ったんだ。ほとんど甘くないのね。でも美味しい。
そうなんですよ。ほんと、ミハレットの不器用さには驚きました。貴族って皆あんなに不器用なんですかね?
結局、菓子を作って塔に戻ったら、もう時間でティナが迎えに来ていた。
どうだ大変だろう、と笑うラングリーに菓子を渡して、ティナと帰るリーム。
お土産にと貰った菓子をティナと食べていた。
さっき持ってた巻物、なんなんですか?
あー、あれは、この前、青の人たちの対応をお願いしたお礼にね、ちょっといろいろと。
そういえば、詳しい話は分からなかったが、この雑貨屋が摩訶不思議なのは、全てラングリーのせいだという話でまとまっていた気がする。
オジサンぐらい魔法が使えれば、この雑貨屋が変な理由として充分なわけですか? というか、雑貨屋に変な商品が並ぶのは、ティナが魔法で何かしてるからなんですか?
・・・えーと・・・・・・・まぁ、そんな感じ? かな? あはははは・・・・・・
そろそろ教えてくれてもいいじゃないですか。勉強始めたてなので詳しい魔法の説明されても分かりませんけど、こういう風になんてるんだよっていうくらいは。
・・・・・・うーん。あのね、リーム・・・・・・いろいろと、事情があるの。お願いだから、そのあたりのことは聞かないでくれるかな。
・・・・・・わかりました。
納得がいかない表情。やっぱり魔法士を目指す子には無理だったかな、と、ティナは思う。


(7)塔
待ってたぞ、リーム! 今日も弟子の心意気を教えてやろう!
(なんでいるの・・・・・・)
ため息つきつつも、連れて行かれるリーム。
宮廷魔法士の弟子たるもの、それなりの知性と気品を兼ね備えてなければならない。まずは形からだ。リームの恰好は魔法士としてふさわしくない。
魔法の前では貴族も庶民もないんじゃなかったの?
貴族も庶民も関係なく、魔法士らしい格好すれば皆魔法士さ。
連れて行かれたのは大広間横のフィッティングルーム。貴族たちが宴に出る前に着替える場所。
とりあえずそれっぽいのを用意してもらった。正式なローブは仕立ててもらうといい。
ちょっと待ってよ。どうやって用意したわけ? 服なんてタダじゃもらえないよ。
気にするな。雑貨屋で働いたお金程度ではいつまでたっても手に入らないだろう? 魔法士として稼ぐようになってから返せばいい。オレも家から借りている金はそうやって返すつもりだ。
服は、黒っぽいローブ。なんとなくラングリーを思わせるのが気に食わない。どうせなら青いローブにしてくれれば良かったのにとちょっと思う。

ティナの迎え。どうしたの、それ? 借りてます。いつか返します。
ティナ、ラングリーに巻物を渡す。話は通しておいたから、それで大丈夫なはずよ。
ラングリー、首をかしげつつ受け取る。

(8)塔下の中庭でお茶
晩餐会出席のため、首都に来るフローラ。リームにお茶しない?と誘う。
来てからミハレットが居やしないかと思うが、ラングリーが来るなと言っておいた、らしい。
魔法の勉強は進んでる? あんまり・・・・・・。ほら、ミハレットが対抗心を燃やしててな。
ミハレット・エフォークくんね。大貴族のブルダイヌ家6番目の男の子よ。小さいころからお城をちょろちょろしてたから、すっかりラングリーが気にいったみたいね。 
ああ、なんだか、幸せだわぁー うっうっうっ(泣きだす)
ほーら、フローラ。お前が泣くと虹ができてしまうぞ~
楽しげに呪文をつぶやき、手のひらサイズの虹を作るラングリー まぁ綺麗、泣きやむフローラ
○○○系と○○○系で場を維持して○○系を基本に○○を絡めて起動させる。魔法陣はこの中。分かるか?
分かるはずないこと知ってて言ってるのが、むかつく。


(9)塔
あのさ、いつになったら弟子として認めてくれるの? いいかげん魔法の勉強したいんだけど。
んー、そうだな。リームに足りないのは、師匠の素晴らしさを知らないことだ。師匠がどれだけ素晴らしい魔法士なのか分かれば、きっと青じゃなくて宮廷魔法士になりたいと思うだろう。
・・・・・・あの人がすごいのは知ってるよ。だから教えてもらいに来てるんじゃない。
本人の前では絶対ぜったいこんなこと言いたくないが、本当のことだった。まだ魔法の組み立て方も習ってないけれど、ラングリーが軽々やってることのレベルが違うことは分かる。
いや、分かってない。今日はな、師匠が久しぶりに地下魔法陣で儀式魔法をやるらしいんだ。見に行こう。

(10)地下
扉の前。魔法の鍵がかかっている。呪文をとなえるミハレット。
あれ? いつもはこれであくはずなんだけどなぁ。
地響き。→ つづく


――――

うーん? なんかミハレットくんとの関係が落ち着かないまま終わりそう?

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